スパイスチャイで毎日をもっと軽やかに。更年期のゆらぎに寄り添う習慣

40代を迎えると、「なんとなく体調の波を感じる」「今までと違って疲れやすい」そんな変化を感じることはありませんか？

更年期は病気ではなく、体が新しいステージへと移行する自然なプロセス。

でも、ホットフラッシュや冷え、不眠、イライラなど、日常に影響を与える症状が出ることもあります。そんなときこそ、毎日の小さな習慣が心と体を整える助けになります。

その一つとしておすすめなのが、スパイスチャイ。スパイスの力を借りて、体を温めたり、リラックスしたりしながら、自分と向き合う時間を取り入れてみては。

〈スパイスチャイというセルフケア〉

スパイスは、古くから世界中で愛されてきた自然の恵み。アーユルヴェーダでは、「食べることはセルフケア」とされていて、毎日の食事や飲み物が、心と体のバランスを整える鍵になります。

スパイスチャイは、

✔ 体を温め、巡りをサポート

✔ 消化を助けて、スッキリとした気分に

✔ 香りが心を落ち着かせ、リラックスを促す

更年期のゆらぎに寄り添うスパイスを選んで、日常に取り入れてみましょう。

〈更年期のタイプ別・おすすめスパイス〉

更年期の症状は人によって異なります。

大きく分けると、ヴァータ（冷え・不安・乾燥）タイプとピッタ（ホットフラッシュ・イライラ・発汗）タイプがあり、それぞれに合ったスパイスを選ぶことで、より快適に過ごせるようになります。

◇ ヴァータタイプ（冷え・不安・乾燥が気になる人）

　ジンジャー（体を温め、巡りを整える）

　シナモン（体を温め、甘みが心を落ち着ける）

　カルダモン（消化を助け、リラックス）

　クローブ（巡りをよくし、抗酸化作用）

👉 こんな時に：

　「手足が冷える」「なんとなく不安」「便秘がち」

◇ ピッタタイプ（ホットフラッシュ・イライラ・発汗が気になる人）

　フェンネル（体を冷ます・消化サポート）

　コリアンダー（クールダウン・デトックス）

　ミント（爽やかにリフレッシュ）

　レモングラス（心を落ち着かせる）

　ローズ（穏やかな香りで気分を落ち着かせる）

👉 こんな時に：

「カーッと熱くなる」「イライラしやすい」「悪夢を見る」

どちらも感じる人は、カルダモン・フェンネル・シナモン・ローズの組み合わせが◎

〈スパイスチャイの作り方（簡単でOK！）〉

「チャイって作るのが難しそう…」と思うかもしれませんが、下記のようなシンプルな方法で十分です。

☑ お湯を沸かすときにスパイスを入れる（ホールスパイスなら香りがしっかり）

☑ 紅茶と一緒にパウダータイプのスパイスを加えるだけでもOK

簡単チャイレシピ

【材料】

紅茶（ティーバッグでもOK）

お湯 200ml

牛乳または植物性ミルク 100ml

お好みのスパイス（ジンジャーパウダー、シナモン、カルダモンなど）

お好みで甘みをプラス

【作り方】

お湯を沸かし、スパイスを加えて1〜2分煮る。

紅茶を加えてさらに1分ほど煮る。

ミルクを加えて温め、甘みを加えて完成！

ホールスパイスならしっかり煮出すと風味が濃く、パウダーなら手軽に楽しめます。

更年期の変化に対して、

「薬に頼ることも、自然の力を取り入れることも、どちらも選べる。」

という柔軟な気持ちで向き合ってみてはいかがでしょうか。

スパイスチャイは、じっくりと体質を整えるもの。即効性というよりは、日々のサポートとして取り入れるのがおすすめです。どちらか一方にこだわらず、気分や体調の反応を見ながら日々の習慣としてスパイスの智慧も取り入れてみてくださいね。